赤坂真二氏の講座からの学び

 学力研の高学年講座で、新潟の赤坂真二先生のお話を聴きました。

①学力向上のために、読み・書き・計算や授業を力を入れても限界がある。
②教師と子ども、子どもたち同士がつながってこそ、学力も向上する。
③仲間づくりのできたクラスは、情報共有速度が速い。
④ダニエル・キム『成功の循環』。いい結果を生めば、いい関係ができあがり、プラスの思考が生まれ、プラス方面に行動が向く、そのため、さらにいい結果が生まれる。
⑤子どもたちは、放っておいてもつながらない。教師の意図的働きかけが必要。
⑥分からない授業を受けた子どもは、最初に自分がわるいと思い、自己肯定感が低下する。やがて防衛本能から、授業者への不満となり、さらなる不適応を起こす。
⑦男は、目的意識で動く。女は、感情的理解で動く。
⑧拡散の協同から、収束の協同へ。拡散の協同は、お互いの意見を認め合う意見交流。収束の協同は、どの意見が正しいのかグループで話し合う。人間関係を作ってから収束の協同へといくべき。

 赤坂先生が模擬授業をした「ディズニーランド、笑顔があふれる理由」が、とてもよかったです。道徳の授業が、クラスづくりに発展していくのです。ぜひ、追試したいと思いました。

(2011.5.22)