学校ぐるみの実践について

難しいことを認識する。
 例えば、朝の読書タイムにしても、共通認識ができてなければ、逆効果になることがあります。
「読書することで人は内的言語を取り入れ、自分と会話できるようになる。」
「たくさんの言葉に親しむことで、国語的学力もアップする。」
 そんな思いで取り組む先生はいます。(私はそのタイプ)
 自分で買ったり、図書館から団体貸出したりして、学級文庫を充実させます。
「読書中は、しゃべりません。読む本を交換しにいくのもだめです。」
 読書のみに集中する環境づくりもします。
 いざ、読書タイム!教室内は、シーンと静寂な場に・・・
 ピーピロピ口ピー!「今から朝の会を始めます。」
 他の学級から読書タイムとは思えない音や声が聞こえてくるのです。
 これを学校ぐるみで取り組んでいるとはいえません。
 朝の読書を学校ぐるみでするならば、学級担任全員が納得し、さらに各学級がきちんと取り組んでいるかをチェックする教師も必要なのです。
 それが無理ならば、「この学級では○○○を取り組みます。」と宣言し、学級独自の取り組みにした方がましなのです。

(2014.11.8)