学校ぐるみの実践が成立するパターンは、次の2つでしょう。
1)その実践がシステム化されている。
2)その実践を強く推し進めるリーダーがいる。
運動会・作品展などは、学校ぐるみの実践です。これらは、すでにシステム化されています。何しろ、1年前から日程が決まり、数ヶ月前の企画会や職員会議で案件が出され、誰が何をするかの役割分担も決まっています。その流れにのって、個々の学年・学級が自分たちの思いをのせて取り組めば、この学校ぐるみの実践は成し遂げられるのです。
一方、初めての実践を学校ぐるみでやろうとするならば、それを強く推し進めるリーダーが不可欠です。学力研でいえば、久保先生をイメージすると分かりやすいです。そうじ時間に半数の子はそうじ、半数の子は講堂で異学年交流による体育の技の練習のような斬新な取り組みは、そう簡単にはできません。
どんな人がリーダーになれるかは簡単です。
その実践をどうしても学校ぐるみでやりたいと思っている人
そのために乗り越えないといけないことも多いのですが、思いの強さは人を引っ張る力になります。
さらに、その実践をシステム化できれば、毎年の学校の取り組みとなるのです。
(2014.11.19)