視写・聴写についての考察

 12月31日が締め切りの学力研ニュースの原稿があります。
 テーマは「読み書き計算の復権 これぞ学力研の学力づくり ~私のおすすめ実践~」で、「視写・聴写」について書くことになってます。
 いつものように、まずは思いつくことを箇条書きしてみます。

 ① 自習に視写は最適。やることが明確で学力差がそれほど影響しない。
 ② 丁寧な子は書くのに時間がかかる。
 ③ 学力の低い子は一字一字を写すので、やはり時間がかかる。
 ④ 学力は高く、雑に書く子だけが早く書き終わる。
 ⑤ 教科書の文章を原稿用紙に視写するのは難しい。
 ⑥ 一太郎を使えば、文字数と行数を指定した原稿用紙を印刷できる。
 ⑦ 昔の視写は、紙が貴重ゆえに行われていた。
 ⑧ プロの作家には文章修業のために、名作(名文)を視写するらしい。
 ⑨ 視写は文字ではなく言葉を単位として写していくと、早く書ける。
 ⑩ 聴写によって、視写のやり方を教えることにもなる。

 学力づくりにどうつながるかも言えなくてはいけませんね。
 学力の低い子を救う手立ての一つが視写といえるかもしれません。
 また、視写のように見本を真似る行為が、学ぶの本質ともいえます。

(2014.12.28)