「くらしの中の和と洋」の発展として、「はしとフォーク」と題した作文が載ってます。
前に紹介したように「はし」と「フォーク」で対比をさせました。
その後、右の文章を読んだのです。
右の文章は、構成がはっきりした文章なので、真似をさせるのに最適です。
教科書には、右の文章を書くためのメモが載っています。
このメモを元に、「はしとフォーク」の作文を書くなら簡単です。
上記のようなメモを作るために、「和食」と「洋食」で対比させ、以下のようなメモを私の方で作りました。そして作文を書かせたのです。(つづく)
(2013.11.14)
作文は時間で区切りました。最低2行しか書けてない子もいましたが、おおむね原稿用紙の半分以上は書いていました。構成が分かると書きやすいのでしょう。
・和食と洋食の最も大きなちがいは、種類と食べ方です。
まず、種類をくらべてみましょう。
和食は、ごはんや和がしです。一方、洋食はパンやケーキです。この種類のちがいが、食べ方のちがいと結びついていると言えます。
次に、食べ方をくらべてみましょう。
和食は、はしやくしを使ったり茶わんに入れたりして食べます。それに対して、洋食はスプーンやナイフを使ったり皿に入れます。
このように、和食と洋食には、それぞれに特ちょうと良さがあります。
和食と洋食について調べて初めて知ったことは、和食は、ユネスコの無形文化遺産に登録されることになったということです。そして、洋食については、洋食はたし算で和食はひき算ということです。(A)
・和食と洋食の最も大きなちがいは、味と食べ方です。
まず、味をくらべてみます。
和食は、うす味です。一方、洋食は、味がこいめです。
次に、食べ方をくらべてみましょう。
和食は、はしで、はさんだりのせたりするのが主流です。それに対して洋食は、フォーク・ナイフを使います。
最後に、初めて知ったことを話します。洋食は、食ざい本来をひき出さず、それに調味料を足しますが、和食は、食ざい本来の味を出します。
※洋食がたし算、和食がひき算のことを私に質問し、その質問の答えをうまく文章にまとめています。自分でプラスワンができる子です。
・和食と洋食の最も大きなちがいは、食べるときに使う道具と、味のうすいのとこいのです。
まず、食べるときに使う道具をくらべてみます。
和食を食べるときは、はしを使って、洋食を食べるときは、フォークやナイフを使います。
まず、はしは、持つのは、むずかしいです。今、妹も苦戦中です。
一方、フォークの方は持つのはかんたんですが、はしのように、いろんなことができないので、ちがう道具を使ってオシャレに上品に食べます。
次に、味は、和食はやっぱりしぶいから、味がうすいのだと思います。ぎゃくに洋食は、肉けいの物が多いなどの理由で、こいのだと思います。
和食と洋食は、いいとこ、悪いとこがまじって、安ていしたおいしさになっています。
※自分の解釈や体験を散りばめてる秀逸です。Aさんのとは対照的です。
(2013.11.15)