大きく要求した実践を

「残り三カ月の活かし方」の原稿ができました。
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 ホップ・ステップの一・二学期 そして、ジャンプの三学期
 読み・書き・計算の継続指導。名文音読や、百人一首や都道府県カルタなどの日々の取り組み。立ちブリッジや壁倒立などの基礎的な身体づくり。日々の授業での全員発言。
 四月から十二月までの学習で蓄えたものを発揮させるのが、三学期です。

一、頭はねとびに挑戦
 まっすぐなマットでの前転。台上前転。倒立ブリッジ。逆立ちからのブリッジ。
 一・二学期に、右の技に習熟していれば、頭はねとびはそれほど難しくありません。
 ある子の授業日記です。
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 今日、五時間目に、体育がありました。
 このごろの体育は楽しいです。なぜかと言うと、マット運動だからです。わたしは、けっこう、マット運動は好きです。
 三学期は、マット運動を二~三回ぐらいしました。一番はじめにマット運動をした時、先生が頭はねとびは、全員出来るぐらいにネと言っていました。え、頭はねとびって頭ではねるから、いたそう~と思いました。北畑さんが見本でやってみたら、とってもとっても、うまかったです。これが頭はねとびなんだーと思いました。
 体育でマット運動をしてから、三回ぐらいして、頭はねとびが少し出来るようになりました。頭でちょっとはねれるようになったのです。でもちょっとこわかったです。まだ、三学期はあるので、頭はねとびが完全に出来るようにがんばります。
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 講堂の舞台の上にマットを引きます。舞台の下には、セイフティーマットを敷きます。舞台のマットから、前転で降りる。
 これが第一ステップです。
 前転で降りるときに、身体をブリッジでそると、ほぼ頭はねとびになります。
 大きな枕を使ったり、ゴムを使ったりもしますので、詳しいやり方は、本やホームページで調べてください。

二、総合力発揮の調理実習
 買い出しから調理までを班単位でまかせます。スーパーまでクラスで行き、そこから各班独自で考えたサンドイッチとサラダの材料を千円で買うのです。
 各班に計算機を一台渡します。おつりは教師に渡すのですが、千円ぴったり使いきる班もあれば、同じ材料を二つの班でお金を折半して買うところもあり。
 協力と創意工夫が試されるのです。

 他、ノート一ページに渡って書かせた意見と理由で討論させるなど、大きく要求した実践をできるのが残り三カ月なのです。

(2013.11.30)