なぜ主人公といえるのか

『世界一美しいぼくの村』の主人公がヤモであることを確認してから、なぜヤモが主人公といえるのか、その理由を見つけさせました。
 ある子(Aさん)のノートに書かれた理由です。

1)この話では、「ヤモ」という名前が一番に出ているから。
2)ヤモが一番出ばんが多いから。
3)ヤモの目線で書いているお話だから。
4)66ページで「ヤモたち」と書いているから。

「ヤモたち」という集団のまとめ方で、ヤモが中心になってることがよく分かります。学級でも、「誰がいた?」と聞いたとき、「Bくんたち。」という答えが返ってくると、その名前の子が中心となっていることがよく分かるのです。
 Cさんの理由です。

1)一番最初にしょうかいされているから。
2)ヤモという名前が、よく出ているから。
3)ヤモのことを中心に書いているから。
4)父さんがしたことは書いていないけど、ヤモがしたことは、よくかいているから。

 お父さんも市場で物を売っているのに、ヤモのさくらんぼ売りの様子だけが書かれています。誰かの様子は書いてないことからも推察できるわけです。

(2013.12.11)