馬はなぜ「うま」と読むのか

 来年は「午年」なので、「馬」について考えてみます。

 馬は、なぜ「うま」と読むのか。

 漢字は中国から入ってきています。馬の音読みは「バ」です。
 訓読みの「うま」は、日本人がつけたのでしょう。
 ということは、もともと「馬」のことを「うま」と読んでいたのでしょう。
 馬は「うま」と読むのは、なぜかを予想してみます。

1)馬の肉がおいしかったので、「うまい」から「うま」となった。
2)烏(からす)のように真っ黒だから、烏を真似た動物だから「烏真」。
3)馬の鳴き声が「ウマウマ」と聞こえたから。

 では、ネットで調べてみましょう。→分かりません。
 小寺誠『白川静式小学校漢字字典』(フォーラム・A)に次の記述があります。

 中国大陸はとほうもなく広大なので、古くから馬車を使用し、戦争でも馬車を戦車として用いていました。自動車が発達した現代でも、車などのエンジンが出す力を馬力という単位で表します。もともとは馬一頭の持つ力を一馬力といいましたが、今の一馬力は「七五キログラムの重さのものを一秒間に一メートル動かす力」とされています。

 面白いですが、馬の読み方とは関係ありませんでした。

(2013.12.16)