五種類の敬語

 3学期の国語で、敬語を教えます。
 教科書では、3種類の敬語が載っています。

1)尊敬語…話し相手や話題になっている人をうやまい、高めて言う言い方。
   (例)「言う」→「おっしゃる」 「食べる」→「召し上がる」
2)謙譲語…自分や身内にかかわることを低めて言うことで、話し相手や話題になっている人に敬意を表す言い方。
   (例)「言う」→「申し上げる」 「来る」→「参る」
3)丁寧語…ことがらをていねいに言う言い方。
   (例)「~です」「~ます」

 教科書にはないですが、それ以外にも、美化語や改まり語もあるようです。

4)美化語…表現の上品さ、美しさの水準を上げるために用いる言い方。
   (例)「お花」「お茶」「お料理」「ご近所」「ご祝儀」など
5)改まり語…普段使う言葉を改まって言う言い方。
   (例)「今日」→「本日」 「こっち」→「こちら」 「後で」→「後ほど」

 美化語は、丁寧語の一種といえますね。
 尊敬語と謙譲語は、同時に教えると混乱させてしまうかもしれません。
 どちらも、フラッシュカードを使って、覚えさせていく必要がありそうです。

(2012.12.29)