説明文に、段落番号をつけさせた。
どうも2年生までで、段落というのを習っていないようである。
「一字下げになってるところが、段落です。」
厳密の定義とは、違うような気もするが、これでいった。
そして、2ページ足らずの説明文に、段落番号を打たせたのである。
わずか6段落だが、間違える子がいた。
教師にとっては簡単でも、子どもにとってはそうとはいえないようだ。
「○○さん、2段落を読んでください。」
指定された段落が読めるかどうか、確認した。段落であるから、一文とは限らず、次の一字下げまでの文は全部、読まなくてはいけない。
「5段落は、何文ありますか。」
ここで「文」の定義にひっかかる子もいた。「。」までが文だ、という確認も大切なようだ。
これらが終わってから、5ページ分ある説明文教材に、段落番号を打たせたのである。
正解を言わせるときに、各段落の最初三文字を言わせていった。「トンネルほりの名人」という教材なので、「もぐら」が4回も出てきて、笑いがおこった。
(1998.5.22)