最近、起こった子どものことをちょっとメモしてみよう。
「あいうえおのうた」という詩を今、練習している。来週の木曜日に、音読集会があるからである。といっても、10分ほどの時間で、1,2年生が中心にやり、その中で、「あいうえおのうた」を学校全体で音読するのである。
あさひが あかるい あいうえお
かえるは かわいい かきくけこ
ささのは さらさら さしすせそ
というような詩で、実に覚えやすいものである。
板書して、徐々に字を消していく方法で、何度も読ませた。
家でも練習させた。
「覚えた人?」暗唱に、挑戦させてみた。
何人かが名乗りあげて、みんなの前で暗唱するが、途中でつまってしまう。
そのうち、暗唱してる子に合わせて、手拍子が起こり出した。
ここらへんが、内のクラスの素晴らしいところなのだ。
話変わって、田中くんという子は、生き物が好きで、蝶の幼虫やカエルを学校に持ってきていた。休み時間になると、水道の近くで、何人かの子がカエルを手にのせて遊んでいる。今日は、バケツでうずまきをつくり、そこでカエルを泳がせたそうである。
前田さんという女の子が、「カエルが死んだまねをして喜んでた」と言ってた。 さて、蝶の幼虫はやがてサナギになり、ある朝、いきなりアゲハチョウになっていた。みんなが、チョウを見に、群がった。
教室で、アゲハチョウを飛ばした。
今日、3時間目、リコーダーや詩の音読をやったあと、連絡帳を書き、帰る用意をしてから、講堂に行った。昨日の体育は、雨でできなかったので、土曜の講堂を予約しておいたのだ。
しかし、6年生の一クラスが講堂を使っていた。
それで、6年生対3年生で、ドッジをしようということになった。
ボールはソフトバレーボール2コ。
6年生は、逆手で投げること・コートがせまくなる、の2つのハンディをつけた。当然、私は6年生が勝つだろうと、思っていた。
しかし、どうも3年生の方が優勢なのである。
3年生は、男の子も女の子も投げていたが、6年生はほとんど男の子ばかり投げていた。逆手ということと、ボールが2コというのが難しいようだ。
6年生が帰ったあと、男対女でドッジをやってみた。男の子には、コートを狭くするというハンディのみ。これも女の子が優勢になってしまった。
これはもうチームワークの差だ。そう思った。
(1998.5.30)