学力研の冬の合宿で、有田和正氏の講演がありました。
今回、有田先生のお話の中で、一番の学びは次のことです。
一人を育てる。
例えば、来校者がいれば、きちんと挨拶しお世話ができるような子です。
例えば、漢字についてのエピソードをいくつも語れる子です。
例えば、調べることを徹底的に調べてくる子です。
そういう一人を育てることで、その周りに、必ず5,6人は育つそうです。
全員を伸ばさないといけないと感じ、十把一絡げに指導をしていても、効果はうすいわけです。
まさにランチェスターの法則です。
全体指導をしないわけではないです。特異な子が育つような働きかけをし、その働きかけにのってきた子を取り上げほめ、さらに伸ばすわけです。
毎日、毎日、教えるべきことをたんたんと教えるだけでは、大きな成果は生まれない。それは降ってくる仕事を片付けているだけです。そうではなく、毎日毎日の指導の中で、一人でいいから、大きく伸びる子が出てくるように意図的に指導していく(獲りに行く仕事をする)のです。
残り3カ月、そういう指導を模索してみようと思います。
(2011.12.24)