テストを返す前に、「遺伝子のもつ3つの壁」の話をしました。
先日の淡路の講座で、伴先生から聞いたお話です。
「遺伝子には、3つの壁があります。」
「例えば、何か習い事を始めたとします。バイオリンとか、プールとか、空手と かです。」
「練習すると、少しうまくなります。でもしばらくすると、いくら練習してもあまりうまくなりません。この時に、あきらめてやめる人がいます。」
「それでもがんばって続けると、またうまくなります。」
「でもまた、全然うまくならない日が続きます。ここで、あきらめる人がいます。」「でもやめずにがんばって続けると、また上達します。」
「でもまた、全然うまくなれない時がやってきます。このときが一番長いです。オリンピックの選手なら0.1秒速くなるのに、長い時間かかります。でも、ここでやめると、一流の人にはなれません。」
「あきらめずに、がんばって続けると、ある時、ぐーんと成長するのです。」
このお話の後、次の時間に国語の「ぼくは川」の続きをしました。
すると、「遺伝子の3つの壁」の話と、川の話をつなげて考える子が何人か出たのでした。
くねってうねって、それでもほとばしるの川だからです。
(2010.12.24)