なぞなぞと一行詩

 光村の5年国語下の46,47頁に4つの詩が紹介されている。その内、3つは、題を予想させたくなるような一行詩である。
 そこで、下関の山田恵子氏が作ったコンテンツ「なぞなぞの秘密を探る」を追試しながら、教科書の詩につなげようと考えた。

①「上は大水、下は大火事。」(風呂)
②「お坊さん千人でつな引きをしている。」(納豆)

 この2つをノートに書かせた後、教科書の詩を紹介していく。

   ねぎぼうず     みずかみ かずよ
 地底から打ちあげられたロケット

 これは、題名と写真から、詩の言葉を考えさせてから紹介する。

 さんぱつは きらい

 これは詩の言葉から題名を考えさせる。まど・みちおの「ケムシ」である。

  二つ折りの恋文が、花の番地を捜している。

 フランスの詩人ジュール=ルナールの「蝶」である。
 さすが詩人は、紡ぐ言葉が軽妙だったり、美しさがある。
 ただ、なぞなぞからヒントをもらえば、子どもだけでも詩人のような一行詩を作れるかもしれない。

(2009.11.23)