『ジュニア・ボランティア教育&総合的な学習』(東京教育技術研究所)の小野隆行氏の連載は、必見である。
№95の「連載11 ADHD・AS児への対応 注意しても不機嫌にならない方法をいくつ持っていますか?」では、次のような悩みが紹介されている。
注意しなくてはいけないことが多い。
しかし、全部を注意していると、不機嫌になって余計に悪くなる。
かと言って、何もしないのもいけない。
この悩みへの解決策がいくつか紹介されている。
「何で呼ばれたかわかりますか?」
こう言うと、「ふざけたこと?」などと、たずねるように聞いてくることが多い。
こうなればしめたもの。すぐに次のように言う。
「そうだ。よく分かってるなあ。じゃあ、「ごめんなさい」。」
こう言うと、素直に「ごめんなさい」と言うことがほとんどである。ニコッと笑って、「はい、わかりました」と言って終わりである。
「そうだ。よく分かってるなあ。」とほめて、「じゃあ、「ごめんなさい」。」と、すぐに謝らせちゃう、ところがいいです。呼ばれたことが分からない子に、小野氏はヒントを出して当てさせています。なるほど、真似してみたいものだ。
(2009.11.27)