伊能忠敬と間宮林蔵

 数年前からCDクラブの歴史コースに入り、毎月新しく紹介される歴史講演のCDで、気に入ったのを購入して聴いています。
 この前、買ったCDは、次のものです。

佐藤嘉尚『日本地図を作った男たち伊能忠敬・間宮林蔵』

 ほとんどが伊能忠敬のお話ですが、そこに間宮林蔵も関わってくるのです。
 北海道の地図は、ほとんどが間宮林蔵の測量で作成されたので、間宮なしには日本地図の完成は大きく遅れたことでしょう。
 3,4回、聴きました。本と違って、自転車乗っている時や歩いている時、料理している時に聴けるのがCDの良さです。(実際はCDをMDに録音して、MDプレーヤーで聴いているのですが。)
 聴いた中で、一番印象に残っているのが、伊能忠敬と間宮林蔵の関わりです。
 測量中に2人は出会います。伊能は50歳代、間宮は二十代前半。数年後、間宮が伊能に、ある測量器具を5両でゆずってほしい、という手紙を出します。それに対して、伊能は、さらに改良した測量器具を1台ではなく2台、送ったのです。間宮は当然それに感激するのです。
 いずれ2人は師弟関係になります。
 2人の絆が、日本地図を完成させたともいえるのです。

(2008.12.6)