草野心平の「春の歌」で、次の発問をしました。
「かえるは、何を見ていますか。」
子どもからは、次のようなものが出されました。
みず・かぜ・空・太陽・いぬのふぐり・くも・土・友だち
「かえるが見ているとはいえないものを1つ選びなさい。」
一番に消えたのは「友だち」です。詩の中に書いてないからです。
次に消えたのが「かぜ」です。風は見るものではなく、感じるものだからです。
空が見ているるかどうかは、意見が分かれました。
でも雲は空にあるので、雲が見てるということは空も見ているという結論となりました。
「かえるは太陽を見ていますか。」○が19人、×が4人です。
「かえるは太陽を見て(いますorいません。なぜなら、~からです。」という形式で理由を書かせました。そして、それを指名なし発表させました。
発表後に意見を言わせましたが、まだまだ、今の段階では討論になりません。
最終的に、×が8人に増えました。
「暗いところから明るいところに出れば、太陽を見てなくてもまぶしいと感じますから、かえるが太陽を見ているとはかぎりません。」と、私が解を述べました。(2008.6.12)