以前、谷先生が「研究授業の研究とは何か」について話されていました。
①子どもにとって役立つこと
(子どものためにならないことならやる必要がない。)
②何かが楽になること、効率的になること
(その研究の結果、より大変になったり、手間がかかるなら、やる意味がない。)
③役立つ=何かがつながること
(今まで見えなかったことが見えるようになる。)
④その結果、子どもが学習を好きになること
⑤以上のことが客観的に評価できること(定量的=数値、定性的=子どもの様子)
こう書き上げてみると、自分のやった研究授業がはたして研究だったのかが、分からなくなってきます。
子どもに気付きを書かせ板書させる、というのは、別に私が考えた方法ではありません。でも、それをこだわって使い、板書の意見をいかに扱うか、また、その扱い方に教材研究が活かされることなどは、新たな提案ではないかと思っています。
黒板に何も貼らないということ自体は、授業が楽になることにつながるとは思うのですが。
(2008.12.28)