豊中での久保先生の講座から、新たに学んだことを箇条書きしてみます。
① 教師6年目の人は3年たったら学年主任。自分のことだけで手いっぱいだったらダメ。自分が新卒教師を連れて謝りに行く立場になる。
② 教師の力量が高い人は、ハウツーものでも使える。新卒には無理。
③ 4月は収斂性のある教材がいい。遅い子がよく伸びて、できる子がちょっとだけ伸びる。できる子がどんどん伸びて、遅い子との差が大きくできるものはダメ。
④ 宿題では格差をつけない。自由課題は格差ができすぎる。
「できる子とできない子の格差を広げないこと」という視点が新鮮でした。
100マス計算は、努力と結果が正比例し、遅い子の方が伸び率が高く、速い子は伸び率が低い。速い子と遅い子の格差は縮まる方向に進む。だから100マス計算は4月にやるのに、最適なんだそうです。
その教材が何月にやるのにふさわしいか、という視点を久保先生に教えていただいたわけです。詩文の暗唱も、4月にやるなら、1つ、2つ。たくさん与えてできる子がどんどん合格するのは、格差を生み出すことになるわけです。
(2006.11.26)