4月新学期。
「今年こそは」とやる気に満ちている子どもたちに、あなたはどんな発問で授業にのぞみますか。
「そんなのいつも通りだよ。」
といいながら、答えが1つしかない発問で授業を進めるなら、やがて、あなたの学級は一部の子しか発言しない、そんな学級になっていきます。
「今まではあんまり手をあげて発言しなかったけど、今年こそはがんばろう」
と思っている子に、難しい発問を出すのは、酷というものです。
出鼻をくじかれた子どもは、5月6月になると、もう浮上できなくなってしまいます。頑張る気持ちが萎えてしまうのです。
「この発問なら、俺だって分かるぞ。」
「あの子もあの子も答えを言えてる。私にもできるかも。」
誰もが正解でき、1つではなく多様な答えがある、そういう発問が、4月には適しているのです。
正解が多様にある発問、それをマルチ発問といいます。
新学期4月は、マルチ発問で、子どもたちに自信をつける時期です。
マルチ発問で、子どもたちに、希望を与えてください。
(2006.12.4)