確認することの大切さ

 教科書の次の文を板書し、さらに、矢印をして、書き換えた文も板書しました。

 姉が楽しそうに走る弟をながめる。
       ↓
 走る弟を楽しそうに姉がながめる。
       ↓(逆の意味のならべかえも示しました。)
 楽しそうに走る弟を姉がながめる。

 ここまでやってから、次の文を板書し、イラストを描きました。

 母親がうれしそうに本を読む子どもを見ている。
       ↓(笑った母親と、怒りながら本を読んでる子どもの絵です。)
 本を読む子どもを母親がうれしそうに見ている。

 上記のような文にならない子が続出しました。句点なし、読むを読んでいるに変えたり、おこっている子どもと書いたり、うれしそうに見ている母親、と体現止めにしたり。文を入れ替えるのが条件です。最初に例示をしても、ノートを持ってこさせると、次々まちがうのですから、やはり、授業は確認が大切です。
 この後、笑って本を読んでる子どもと、普通の顔でそれを見ている母親のイラストを描き、文を持ってこさせました。これも×が多かったです。
 うれしそうに本を読む子どもを母親が見ている。

(2012.5.15)