狭い空間での集団活動

 弱まっている応答能力をいかに高めるかです。
 まずは、斎藤孝氏の解決策を見てみましょう。

 レスポンスするからだは、大人数で育っていたり、集団で遊んだり活動する中で、自然にやしなわれていくものです。集団で育つと、その空間における密度が高くなっているので、反応速度も自然と高くなります。 (P.103)

 だから「教室や教育の環境は、広すぎるより、狭い方が、場が活性化する」と、斎藤氏は述べています。要するに、狭い場所で集団活動をさせればいい、ということです。
 ただ、教室や環境を狭くして集団行動させただけで、レスポンス能力が高まり、始めての場でも挨拶できるようになるかは、疑問です。
 私の思いつく解決策は、以下の通りです。(ほんと思いつきです。)

①挨拶の技法を学ばせる。(知識として)
②劇化して挨拶の練習をさせる。
③調べ学習で、他の人にインタビューさせる。

 これでレスポンス能力が育つかどうかも疑問なのですが。

(2004.11.28)