凛々しい個別化

「凛々しい個別化」という言葉を久保齋先生が言われています。
 簡単に言えば、自分の頭だけで考える場を作る、ということです。
「凛々しい個別化があるからこそ、豊かな交流が生きる。」とも、久保先生は言われます。
 一人一人が自分の考えを持って、意見を交流し合うから、豊かで実りある話し合いができるのです。
 聴導犬の授業を6年生相手に、今日するなかで、凛々しい個別化を意識しました。授業に一つの焦点をあてて、取り組むと、指導すべきことが見えてきます。
 写真を見て、気が付いたこと・分かったこと・思ったことをノートに書かせます。「盲導犬ちゃうか」と、声を出して言ってしまう子がいます。
 すかさず注意をします。
「声に出して言わない。書いていない子に影響しちょうでしょ。」
「今は、しゃべりません。自分の頭で考えて書くのです。」
 おしゃべり厳禁です。
 私語を注意するというのは、こういう時こそ、すべきなのです。
 10月15日(土)久保齋先生をお呼びして、授業作り講座をはやし企画で開催することに決まりました。楽しみです。

(2004.12.13)