学力研の冬の学習会で、苅谷剛彦氏の話を聴きました。
一番印象に残っている話は、教育とお金に関することです。
教育にはお金がかかるのです。
この自明の理をともすると、忘れてしまいます。
先ほどインターネットで、「公立学校の児童・生徒1人当たりの年間教育費負担額」を調べました。(平成13年度のものです。)
小学生…853,000円 中学生…915,000円 高校生(全日制)…920,000円
小学生が今、学校に通うのが約200日だとすると、一日あたり4265円の税金が、一人一人に使われていることになります。
1学級の生徒が40人いるとすれば、170,600円。年間にすると、3412万円のお金が使われていることになります。
これをビジネスに例えるなら、投資です。義務教育9年間で、1人あたり合計8,716,000円、約900万円の投資をしているわけです。
そして、無駄な投資になるかどうかの鍵を握っているのが、教師ということになるのです。(約3000万円の成果を出せるのか、です。)
(2004.12.26)