読書に指導があるとしたら、次の2つでしょう。
①読書中は、私語厳禁。
②立ち歩きも厳禁。
この2つさえ徹底できるなら、あとは教師が読書の時間さえ確保すれば、成功します。
あと一つ付け加えるなら、学級文庫を充実する、ということでしょう。
さて、私語と立ち歩きの厳禁は、しつこく指導するしかありません。
その指導は、10分間読書が終わったあとにします。
「次、名前呼ぶ人は立ちなさい。○○くん、○○さん。」
「10分間読書の約束は何でしたか。」
1つずつ言わせていきます。
「明日からこの約束を守れるなら、すわりなさい。」
それでも約束を破るようなら、3分程度の正座を椅子の上でさせます。
これを誰に対しても行います。
この指導を10分間読書を始めた日から徹底すれば、あとの指導はいりません。 子ども達は、10分間、自分の席でシーンと読んでいます。
(これは高学年の場合であって、低学年には無理かもしれません。)
さて、この2つの読書指導を支えるために、次の2つを教師は努力して行わないといけません。
(1)1日10分間、必ず読書の時間を確保する。
(2)学級文庫を充実する。
読書時間は、授業時間の中で取るのが確実です。
私の場合、1時間目に10分間読書を位置づけています。今は、時間割に記入さえしています。
そして、遠足や運動会などの一日行事以外は、毎日、10分間読書の時間を確保しています。
「絶対、毎日するんだ」という教師の意気込みがあるから、毎日続きます。
そして毎日続けることで、子ども達は、読書に、はまるようになってきます。
そうはいっても、読書をあまりしたことのない子は読む本を見つけられません。 そこで、こちらで、子どもが読んで、はまりそうな本を用意しておきます。
私は、200冊ぐらいの児童書は持っているのです。
怪傑ゾロリ・ズッコケ・ダレンシャン・ハリーポッターなどは最高です。
(2003.11.3)