この授業パターンは使えます

 伴先生は、国語の授業の中で、次のような展開をよくされています。

指示三 この詩を読んで、分かったこと・気づいたこと・思ったことをノー   トに書いてごらんなさい。(枠囲み省略:荒井)
 八分間作業させた後、黒板に書かせて発表させた。(中略:荒井)
 板書された意見を、二分間かけて「気づいたこと」「分かったこと」「考えたこと」「はてな」に分類し、それぞれ印をつけていった。
指示四 今発表してもらった意見について、何か言いたいことがある人は、   発表してごらんなさい。(枠囲み省略:荒井)
『子どもの事実が証明する向山型授業システム 小学2年』(明治図書)P.63~65より

 これは、安西冬衛の「春」の授業です。分かったこと・気づいたこと・思ったことは、社会の資料読みとりによく使う発問です。
 それを国語の授業に取り入れ、子ども同士で解決できるところは解決します。
 それから、子どもの出したものから、授業の中核に切り込めるものを取り上げ、伴先生は授業化するのです。
 これは、道徳の読み物資料を使ってでも、使えそうです。

(2003.12.29)