「国語辞典を用意しなさい。」
ほぼ全員が辞典を用意した段階で、「じゅく語」と板書しました。
見つけた子から立っていきます。
「1番」「2番」
と、私が番号を言い、10番になったところで、意味を何人かに言わせます。
「今日は四字熟語を見つけます。」
と言って、昨日の番組欄を子ども達に配りました。
「新聞の番組欄でも、国語辞典でも、何を見てもかまいませんから、四字熟語が ノートに5つ書けたら、持ってきなさい。」
ノートを持ってきた順に、私がノートに1番から順に番号を振っていきます。
座席表にも番号をつけておきます。(番号間違い防止用です。)
5つ書けた子は、黒板にない熟語を一つ書き、席に戻って、続けて熟語探しをします。
一番多い子で52個ノートに書きました。1番にノートを持ってきた子です。
授業終了後、ノートを集め、評価をつけました。
9個以下ならB、10個代ならA、20個代ならAA、30個代ならAAAとなっていきます。52個の子はファイブAとなるわけです。
クラスの実態が想像できるかもしれないので、ノートを持ってきた順に、何個見つけたかを以下に示します。
1)52 2)40 3)5 4)10 5)37
6)48 7)13 8)8 9)12 10)30
11)24 12)38 13)33 14)15 15)28
16)12 17)9 18)5 19)13 20)28
21)13 22)11 23)5 24)10 25)5
26)5 27)5
31名中2名が欠席。2名がノートを持ってこずです。
3番目にノートを持ってきた子は、5個書いた後、何もしてないわけです。
8番目・9番目の子も少なすぎます。
学級が正常な状態であれば、早くノートを持ってきた順に見つけた数が大きいはずです。20番目の子が28個見つけているのに、3番目の子が5個しか見つけていないというのは、とてつもなくおかしいことなのです。
今回のように、持ってきた順とその後の達成数を見ると、その子の学習態度が見えてきます。この方法は、これからも使えるような気がします。
反比例の関係になるのがいい、ということですね。
(2001.11.14)