富山和子『森林のおくりもの』(東京書籍6年下)の1段落~3段落を読んでの問題です。
①日本は、いつから「木のくらし」を築いてきましたか。
②日本が森の国、木の国だといえる理由は何ですか。
③豊かな森林にめぐまれたということは、どういうことと同じですか。
④大昔から日本人の「木のくらし」を具体的に2つあげなさい。
⑤題名と同じ意味の言葉を見つけなさい。
この問いを出す前に、国語辞典で、次にあげる言葉をひかせておいた方がいいでしょう。「森林」「国土」「豊か」「めぐみ」「くらし」
《答え》①大昔から
②国土の三分の二が森林だから
③木材にめぐまれたということ
④木の家に住む。木の道具を使う。
⑤森林のめぐみ
意見が分かれるような問いではないけれど、基本的な学びはあるでしょう。
(2001.11.28)
4段落と5段落は、対比で授業をしました。ヨーロッパと日本が対比されています。ヨーロッパは石やれんがの建物で、日本は木の家。ヨーロッパはナイフとフォークで食事をし、日本は木のはしで食事をする。などです。
今日は、6段落~14段落を扱いました。意味調べをしたあとです。
①問いの段落は、何段落ですか。(七段落)
②問いの文を書き写しなさい。
(下流に下ろされた木材は、では、どのように使われたでしょうか。)
③問いを表す一文字は、何ですか。(か)
④答えの段落は、何段落ですか。(八段落~十四段落全て)
⑤それぞれの木材の使われ方を全て書き上げなさい。
②は、漢字の数と、句読点の付け忘れを確認して、全部合ってたら10点と書かせました。
⑤は、スギならば、「神社・お寺・柱・天井・ゆか・船・酒だる・おけ・げた」の全てを書き上げないといけません。スギ・ヒノキ・ケヤキ・カラマツやマツ・キリの全て正しければ、トリプルAにしました。(2人だけでした。)
(2001.12.5)
今日は、15段落~19段落を授業しました。
連れ読みを始める前に、1番の問題を言っておきました。
①15段落~19段落を二つに分けなさい。
( )と( ) 15・16と17・18・19
②15段落を16字で要約しなさい。
(木材になってもまだ生きている木。)
③16段落は、15段落の です。(例)二文字なら証こ、三文字なら具体例
④17段落を7字で要約しなさい。(長生きする木。)
⑤18と19段落は、17段落の( )です。(例・証こ・具体例など)
⑥法隆寺のヒノキは( )年以上生き続ける。(4300)
⑥の答えは、次の文章から類推すれば、分かります。
法隆寺に使われた木材は、樹令二千年のヒノキでした。とすれば、このヒノキは、山の中で二千年生き、切られて建物になってから、また千三百年以上も生き、これからさらに千年以上も生き続けることになるのです。
人間の歴史より、ヒノキの生命の方が長いわけですね。
(2001.12.6)
20段落~25段落を作文力をつけるための問題にしてみました。
①紙でできた物には、何がありますか。(3つ以上で合格)
②「もしも、この世に紙がなかったら」に続けて文を書きなさい。
③火を使ってできることには、何がありますか。(3つ以上で合格)
④「もしも、この世に火がなかったら」に続けて文を書きなさい。
⑤20~25段落を読んで、おかしなところを見つけなさい。
もう一つ、わすれてはならない森林のおくりものがあります。それは火です。という文があります。なんで火が森林の贈り物かの説明がありません。木材を燃やせば、火が出るでのでしょうけれど、小学生向きの説明文としては説明不足です。やや強引な展開の仕方です。そして、もう一つといいながら、もっと別のおくりものがある、というように後から書かれているのです。
ところで、①~④の問いは、教科書を見なくても解けます。ただ、答えが思いつかない時は、教科書を見ると参考にできます。⑤は、教科書を見ないと解けない問題にしました。
いよいよ次で、この学習も終わりとなります。
(2001.12.11)
26~36段落は、作者が一番言いたいところでしょう。
①26~36段落に、問いの文はいくつありますか。(6つ)
②問いの文に線を引きなさい。
③「川の水がなくならないのは、なぜか。」の答えは、どの段落にありますか。(28と29段落)
④森林の土は、なぜ雨に流されないのですか。
(森林の木の根がしっかりと土をかかえて、しゃ面にはりつけているから。)
⑤毎年、お米を作り続けられるのは、なぜですか。
(森林が絶えず土と養分をおぎなってくれるから。)
⑥「森林のおくりもの」で学んだことを書きなさい。
⑥で書かれたものをいくつか紹介します。
・わたしはこのべんきょうをして森林のたいせつさがとてもわかりました。
森林があるからわたしたちはいまのせいかつができていることがわかりました。
・いろいろな森林の働きがわかった。紙がなければ…とか、火がなければ…とか、いろいろ考えながら、勉強ができた。
(2001.12.12)