久保先生の模擬授業

 21日22日と京都で、学力研の冬合宿がありました。
 今回は、学力研初の模擬授業が、久保齋先生によって行われました。
 私は生徒役になりました。面白かったです。
 教材は「海の命」で、前日に久保先生から宿題が与えられていました。生徒役は、必ずその宿題をして参加しないといけないのです。自分の解(考え)を持って授業に臨むことを大切だと、久保先生が考えているからです。
 さて、授業は、音読指導から入りました。
 久保先生がまず、音読のしかたについて、板書していきました。
 生徒役は、1人1人当てられ、そのやり方通り音読ができるか評価されていったのです。

音読のしかた
一、字の大きさで読む。
二、間を大切にする。 ☆間ぬけ ☆間のび
三、「、」読点では、息を吸う。 ☆次の言葉は大きく読む。
四、聞いている人がここちよく聞けるように

 私は、前列に座っていたので、音読が回ってきました。
 今まで、読点のところで息を吸う、ということをやっていなかったので、いざやってみると、うまくいきません。
 二度、やり直しを命じられました。
 でも、言われた通り、読点で息を吸い、次の言葉を大きめに読んでみると、意外と気持ちよく読めるのでした。
 音読が終わった時、会場から拍手も起こりました。
 自分のこれまでの読みを打ち壊し、新たな読みをする、というのは新鮮です。 教師の言われた通りやってみる、というのが、まず大切だな、と実感したのでした。
 音読指導を一通りした後、宿題で書いてきたことを発表し合いました。
 最初に、お隣さんと発表会です。初読の感想を言い合います。
「あなたの感想は、どうですか。」
と、お隣に聞くことになっています。
 実際の発表でも、
「私の感想をどう思いますか。」
と、他の子を当てて聞くということをさせます。
 自分の言ったことを友だちがどう思ったかを聞くというのは、教室の雰囲気を変える働きがあるのがわかりました。(うまく言えませんが。)

(2001.12.22)