黒板に気付きを書かせる意味2

 7月13日に書いたもの(P.5265)の続き(付け足し)です。
 前回書いた項目は、以下のとおりです。
(1) まちがった読みとりを正す。   (2) 基本的なことの確認。 
(3) 分からない言葉の意味を確認。 (4) 言葉のイメージを深める・広げる。
(5) 書かれてあることから、書かれてないことを読み取る。
(6) 全体で検討できる問題の提出。
(7) 子どもの読み落としているところ、気付いてないところの発見。
 ここからが付け足しです。
(8)子どもたちの発言を固定化する。
 発言されたことを元に問いを出すと、他の子は、発言内容と問いを両方、頭に記憶して考えなければいけません。くり上がりの数を筆算に小さく書かずに、頭の中で覚えておくのと同じです。子どもの意見が板書されることによって固定化され、それに関わる問題だけに集中できるわけです。
(9)他の子の気付きを共有する。
 自分だけでは気付けなかったようなことを他の子が書いているのを知ることで、他の子の気付きを共有し、人それぞれ、いろんな感じ方をするんだということに気付くことができます。(2008.7.31)