松藤司先生のホームページ「一字読解を使った6年生説明文「百年前の二十世紀」(東書)の要約文指導には、各段落について、問いと答えが載っています。
それをもとに、授業をしてきたのですが、今日はそれを家に置き忘れてしまいました。(事件があり、昨日、家についたのは1時近くでした。今日は11時。)
仕方がないので、「全員起立。3回読んだらすわりなさい。」と言って、その段落を読ませてる間に、問題を頭の中で考えました。
例えば、次の11段落です。
ところで、この十八のこう目の中には、「野獣の滅亡」という、現在のわたしたちがかかえている大きな問題までふくまれているのです。そこでは、百年後には、アフリカでさえ野生動物を見ることができなくなり、動物たちは、動物園の中で何とか生きている状態だと述べています。現在、野生動物のすべてが絶滅してしまったわけではありませんが、日本だけでも、トキやイリオモテヤマネコなど、絶滅したり、絶滅寸前になったりしている動物があります。
私は、次のような問題を子ども達に出しました。
(眠たいので、それは明日紹介します。今から夕食です。)
(2000.12.7)
作った問題は、次の通りです。
問1 現在のわたしたちがかかえている大きな問題がふくまれている、こう目は、何というこう目ですか。(答え:「野獣の滅亡」)
問2 □や□やアフリカさえ、□に当てはまる言葉を入れなさい。
(答え;例、日本、アメリカ、オーストリア、中国など)
問3 日本で絶滅した動物は、何ですか。(トキ)
問2は、向山洋一氏の有名な「野も山も□も□も」から、思いつきました。
この問いの答えを言わせた後、
『一番、野生動物がいるところは、どこですか?』「アフリカ。」
『そう、そのアフリカでさえ、動物がいなくなる、と言ってるのですね。』
問3の答えは、3つに分かれるだろうな、と予想しました。
A「トキ」B「イリオモテヤマネコ」C「トキとイリオモテヤマネコ」
教科書では、「トキやイリオモテヤマネコなど、絶滅したり、絶滅寸前…」と書いてあります。絶滅はトキに、絶滅寸前はイリオモテヤマネコにかかっているわけです。
(2000.12.8)