3学期の国語の教材に「人間とロボット」(6年下・東書)があります。
そこで、ロボットについて、エンカルタで調べてみました。まずは定義です。
ロボット Robot 自動調節ができ、プログラムして動作を制御できる電気機械装置。産業や科学研究できまった仕事をするために利用される。
教科書では、「現在、実際に存在するロボットの多くは、産業用ロボットといわれるものです。」と書かれています。
次に、ロボットを使う利点として、教科書では、次の3点をあげています。
①正確に作業が行える。→製品の品質が保証される。
②働き続けてくれる。
③人間が危険な作業にたずさわらなくてもよい。
エンカルタでは、次のように書かれています。
ロボットは、オートメーションのひとつで、ほかの自動システムと区別する明確な基準はないが、用途がひろく適応性が高い。また、きまりきった仕事は、人間よりもはやく、正確に、かつ安価におこなうことができるという利点もあり、工場内から海底まで、人間の健康に害をあたえる場所や条件のもとで作業する。
「ロボット」という語源については、教科書では書かれていません。
エンカルタでは、次のように書かれています。
ロボットという言葉は、チェコ語で、強制労働を意味するロボタrobotaからきている。この言葉を最初につかったのは、チェコスロバキアの作家のカレル・チャペックの1921年の戯曲「ロッサムの万能ロボット」で、外見は人間に似ているが心がなく、自動的で機械的な作業しかできない合成人間が登場する。このロボットが最終的には、製作した人間を征服し、破壊するというアイディアは、以来SFにくりかえしあらわれるテーマとなった。
「人間とロボット」という説明文で、一番気に入ってるのは、アイザック・アシモフのSFに出てくる「ロボット三原則」が紹介されてることです。
アシモフは、私の好きな作家の一人です。
この人のSFで有名なのは、「ファウンデーション」シリーズです。別名、銀河帝国興亡史といい、ローマ帝国の歴史を素材にしています。
また、ロボットと刑事が、ロボットの関わる事件を解決していくSF推理小説も絶品です。
子ども達にも、アシモフの作品を紹介できたらいいのですが。
(2000.12.31)