七の段3つの暗記テスト

 神谷先生や奥先生が中心にやっている法則化サークル「みおつくし」に、11月の最初の土曜日、行ってきました。
 その時、私は「2年かけ算」のレポートを出しました。
 七の段から教えることについて、奥先生は、次のような批判をされました。

 4日間もかけて、七の段を全員が覚えていない。
 二や五の段なら、すぐ覚えられることを七の段だと、できない。
 それで、子どもは嫌になるのではないか。

「七の段を全員が覚えなければ、次の段に行かない」ということについて、奥先生は「おまえらが覚えてないから、次の段に行けないじゃないか」と言われてるのと同じだ、ということをおっしゃいました。
 なるほど、一理あります。
 しかし、全員が覚えてないのに、次の段に行っていいものでしょうか。その点については、譲りたくない、というのが私の気持ちです。
 ただ、「4日間もかけて、七の段を全員が覚えていない。」という批判は、確かに当たっています。私の詰めが、甘いのです。
 そこで、全員が七の段を早く覚えるための、ある方法を考えつきました。
 この方法は、楽器の1フレーズのテストから、思いついたものです。

《1回目》7×1と7×5と7×9だけの暗記テストをする。

 3つの七の段だけ、暗記テストをするのです。この3つがパッと言えるまで、その日に何度も挑戦させるわけです。
 テストは、覚えたという子から、私のところへ並ばせます。
 そして、私が七の段の上記3つのフラッシュカードを見せていくのです。
『3秒以内に言えなかったら、失格です。』
 失格の子には、
『パッと言えるように練習してきなさい。』と、告げます。
 合格の子は、座席表の名前を○します。
 そして、2日目は、上記の3枚に、さらに3枚つけ加えるわけです。
 3日目は、さらに3枚で、七の段は終了です。
 でも実際は、今日1日しかやっていません。
 子どもの実態を見て、3枚+2枚になるかもしれません。
 それでも、4日間で、全員が七の段を覚えるようにさせられるかもしれません。 明日が祝日なのが、残念です。

(1999.11.22)