「かさこじぞう」での一時読解の授業は、とても楽しかったです。
音読に時間を多くとったので、できたのは4問だけです。
問1「むかしむかし」には、でん気はありましたか。
ノートの書き方は、以下のように指定しました。
1 でん気は
「でん気は」の後ろに、「ある」か「ない」かを書かせるのです。
「ある」という子が3分の1ぐらいいたのが、意外でした。
『電気はないですから、電話ありますか?』
「ない。」
『テレビはありますか?』
「ない。」
『暖房は?』『飛行機は?』というように、面白く問いかけてみました。
問2「びんぼう」というのは、何がないのですか。
書き方は、「2 がない。」です。
「お金がない。」というのが、ほとんどでした。
『じゃあ、お米はいっぱいあるの。』「ない。」
『着物は、いっぱいあるの。』「ない。」
お金もモノもない。 と、私は板書しました。
問3 大みそかは、何月何日のことですか。
ノート:3 月 日
これも意外。「お正月って書いてるから1月や。」という子はまだいいです。
「3月やったかな。」とか「わからん」という子が多かったです。
『1月って書いた人?』というように、1~12月まで聞き。正解は「12月」であることを告げ、次に何日かを聞いていきました。
『11月30日のように月の終わりを「みそか」と言います。そして、12月31日 は、1年の終わりだから、「大みそか」というのです。』
問4 お正月は、何月ですか。
ノート:4 月
ここで、ノートを持ってこさせました。
『○をもらった子から、休み時間。』
ほとんどの子は、「1月」と書いて、○をもらいます。
でも、何を勘違いしたのか「3月」とか書いてくる子もいました。
2年生というのは、やっぱり子どもで、常識知らずなんだな、ということを今回は、認識しました。
知ってたら誰でも分かるような簡単な問題を出したからこそ、子どもの常識知らずに気付くことができたわけです。
(1999.12.1)