最近、ほころびがいくつか見えてきました。
例えば、かけ算。七のだんの指導の時は、最初ゆえに、こちらも丁寧に取り組んでいました。
七のだんのカード1枚1枚に名前を書かせ、裏にもきっちり答えを書き込ませました。
しかし、その次の6のだんのカードは、朝自習の時にカードを作らせたのです。 すると、カードに名前を書いてない子や、さらに答えまで書いてない子がいるしまつです。
九九の暗記では、カードをバラバラに繰って、それをめくりながら覚えていくことが大切です。カードの扱いが不十分だと、九九の定着も悪くなります。
「6のだん、難しい。」
という声が聞こえてきたのは、カード作りや練習を私が丁寧にさせてなかったゆえなのです。
今日は、8のだんのカード作りで、2回点検しました。
1回目は、『名前と答えを書いた人から休み時間。』と言って、私の所へ持ってこさせました。でも、持ってこずに、休み時間をしてる子が数人いました。
そこで2回目は、『「8×4」を一番上にして、輪ゴムで止めて持ってくる』ように言いました。
その時に、持ってきた子から、ポケモンの変わりメンコを1枚、渡していきました。
(変わりメンコというのは、正六角形の変身カードのことです。紙を切って作ります。)
ざぁっと見渡して、その変わりメンコを作ってない子がいたら、カードを持ってきてない子なわけです。(2人いました。)
ポケモンは人気がありますから、子どもはほしがります。
でも、指示通りできてないと、もらえないわけです。
モノで釣っているので、あまりお勧めはできません。
でも、こんな風に、全員がほんとに、指示通りのことをしているか、はっきり分かるようなチェックは、必要だなと、思うのです。
『「8×4」を上にして~』と指示したのは、「8×4」のカードが名前なしで、1枚、床に落ちてたからです。
ただ、この指示は、教師の指示をあまり聞いてない子を見つけるのに、役立ちました。そう、「8×4」を1番上にしてないのです。
何かを持ってこさせる時に、日付を書かすとか、①②などの番号を打たすとかすると、教師の指示がどの程度、全員に行き渡っているか、確かめることができるというものです。
『○○しなさいと言ったでしょ。』最近の私の口グセになってしまいました。
(1999.12.8)