一日だけの一年生担任

 もうすぐ展覧会ということで、授業が抜けることが多くなってきた。
 今日は、なんと授業なし、という日に。
 しかし、一年生の担任が休まれたので、補教に行くことになった。
 1時間目から4時間目までと、給食と帰りの挨拶もしたので、丸一日一年生の担任をしたことになる。
 一応、やることの予定は決まっている。
 一時間目はテレビ。3つ続けてテレビを見た。工作の番組では、作った車を紙で作った町で走らせていた。途中「ゴミが落ちてるね」ということになって、ゴミ清掃車が来る。4年で習う学習をすでに1年生でも学んでいるのには、びっくりした。
 二時間目は、体育。これは講堂で、私が教えた。
 タンブリンを笛代わりに使って、走らせたり、おんぶじゃんけんさせたり、手つなぎ鬼に冷凍人間と、色々した。早速、体育上達講座で教えてもらった、ボールころがしや、ワンバンパスなども教えた。
 ソフトバレーボールがあれば、監獄ドッジができたのに、残念だ。
(いきなりだったので、物を用意できなかったのが、残念だ。)
 今日は眠たいので、続きは明日。

(1998.11.16)

 そういえば、1時間目のテレビの時、私はただテレビを見てるだけでなく、いろいろなことをした。
 最初に、座席表を作った。子ども達の席をまわり、名札を見たり、名前を聞いたりして、完成させた。
 次に、2回テレビを消した。
 一回目は、机の上で玉子パックで工作してる子がいたから、テレビを消して、「テレビを見るか工作するか、どっちかにしなさい」と言って、机の上を片付けさせてから、再びテレビをつけた。
 二回目は、番組がかわって、子ども達が騒がしくなってきた時である。
「声が聞こえにくい人?」と聞くと、おおぜいが手をあげた。
「声が聞こえるようにしましょう。」と言って、テレビをつけたのである。
 また、工作のテレビの時、私も工作をした。
 しかけ絵本の作り方で、鳥のくちばしが動くカードを作った。
 工作の番組が終わったところで、子ども達に見せた。
 そして、4時間目にやる予定だった入院してる子への手紙に、このカードの作らせて、それにメッセージを書かせたのである。
 3時間目は、計算ドリルだが、ここのやらせ方は、また明日。

(1998.11.17)