最初の国語の授業をやった。向山型音読で、やってみた。
①『一回読んでごらんなさい。読めない字はとばしていいです。』
途中、期間巡視しながら、『読めない字はとばしていいですよ。』と、くり返していった。そのほかに、『小さい声でいいから、声出しなさい。』とも言った。②5分後に、『全員起立。途中の人もいるでしょうが、もう一度最初から読みます。一回読んだらすわりなさい。時間を計ります。用意、始め。』
期間巡視しながら、再び『読めない字はとばしていいです。』や『小さくていいから声を出しなさい。』と言っていった。本を机の上に置いて読んでる子には、手に持たせて読ませた。
2分30秒で、一人がすわった。
③『すわった人は、読めない字に赤線を引いておきなさい。』
8分すぎに全員がすわった。
④『一文交代で読みます。赤線を引いた字は、なんて読むかよく聞いてなさい。』 すわったまま一文交代で読ませていった。
この読みがよかった。読み方に緊張があるのだ。
自分の読みが正しいかどうかわからない不安が、小さな緊張として、教室の空気を変えているのである。赤線の字は、引いてない子に言わせていった。
(1998.11.27)