作文の授業で追い込む

「パソコンくんよ、一緒に明日の授業を考えよう!」
 こんな気持ちで、今、これを書いています。
 まずは、作文。
 週明けの国語の時間は、作文の時間にしています。
「何を書いてもいい」
「書くのは一行でもいい」
「書くことがない時は、『書くことがない』と書けばいい」
という感じで、2学期まで続けてきたのです。
 とにかく、週間として週明けに時間をとったということです。
 しかし、そこに私の指導はないわけです。
 3学期が始まったばかりのせいかもしれないが、あまり子どもの作文に進歩がないような気もします。もっと気長に待てば、いいのかもしれません。しかし、それでは、学年が終わってしまいます。
 明日、思い切って、一人二枚原稿用紙を配ろうかと、考えています。

 土曜日は、長く書く練習をしました。ほんの10秒ほどのことを松原くんや久賀くんは4枚も書いていましたね。
 見たことや聞いたことや思ったことを書けば、長く書けます。
 そこで、今日は一人二枚作文用紙を配ります。
 とにかく、2枚目まで書いてみてください。

 土曜日にやったのは、青坂信司氏の「文を長く書かせる指導」の追試です。(『知的学級集団づくりの筋道』(明治図書)より)
「教室のドアを開け、電気のスイッチを消してつける。そして教卓のところに立つ」という教師の行為を長く書かせるのです。ポイントは、個別評定して、何度も書き直させることにあります。
 しかし、この実践で、長く書く子もいましたが、1時間かかっても、4行ほどしか書けない子が数人いたのです。
 これは私の指導に欠けていたものがあるからです。それは、

「できない子」に対する追い込み

 もっと、できないでいる子を捉えて、追い込んでいかなくてはいけないのです。
 明日の作文では、書き始めてから15分後に、
「まだ、1枚の半分まで書けていない子、立ちなさい。持ってらっしゃい。」
 そして、個別指導。さあ、どうなることでしょう。

(1998.1.18)