ずるをさせない

 昨日の席替えは、次のようにやった。

①「前に来ないと困る子」に、前用のくじを引かせた。
②くじを引く順番を決めた。(右端の先頭と左端の後尾でジャンケン。)
③くじを引かせる。
④「くじを引いたら、名前を書いて、番号を覚えておきなさい。」と指示。
⑤「全員起立。くじに名前を書いてる子はすわりなさい。」と指示。
⑥うしろから、くじを集めさせる。
⑦黒板に座席表を書いて、無作為に番号を人数分打っていく。(前用は別。)
⑧席移動をさせる。

 今回、くじに名前を書かせたのは、決まったあとのくじの交換を防ぐためである。自分がなりたくない場所になったとき、そういう手を使う子がいると、私は考えたわけである。
「おまえは、子どもを信頼していないのか。」と、お叱りを受けそうだが、まあその通りだから、仕方がない。
 子どもの全人格を信頼してないわけではない。
 また、ずるをする可能性があっても、信頼して、だまされてやることも必要だろう。しかし、この席替えだけは、ずるをさせたくなかったのである。

(1999.1.9)