1月12日にクラブがありました。私は卓球クラブの担当です。
1回目は、チーム決めを教室でやることになっていました。
もう一人、担当の先生がいるので、私はその人のやり方にまかせます。
チームも試合の日程も決まったあと、20分ほど時間があきました。
教室の遊びをみんなでしよう、ということになったのですが、その遊びが出てきません。
そのとき、もう一人の先生が、黒板に○を3つ書きました。
「20の扉というのを知ってますか。」
私は知っていました。20回までの質問で、あるものが何なのか当てるのです。ただし、質問に対する答え方は、「はい」か「いいえ」だけです。
私の場合、いつも袋の中の物が何かを当てさせてました。
でも、その先生は、○○○に該当するある物をあてさせたのです。
「それは、食べられますか。」
「はい。」
「それは、くだものですか。」
「いいえ。」
「それは、丸いですか。」
「はい。」
「それは、串にささっていますか。」
「はい。」
「それは、だんごですか。」
「はい、正解です。」
こうして、正解した子が、○をいくつか書いて、次の問題者になるのです。
このやり方は、私のように袋に何かを入れるよりも、すぐれた点がいっぱいあります。
1.物(実物)を用意しなくていい。
2.正解者が問題者になるから、いつまでもできる。
3.○の数で字数が決まるので、それがヒントになって、正解しやすい。
私は、学童保育の指導員をやってきたので、遊びに対しては、それなりの自信を持っていました。
ただ、最近、その自信もさびついてきたな、と感じています。
今のクラスには、遊びが必要です。
「荒井よ、遊びの腕をみがけ!」
という課題を私は、突きつけられてるのかもしれません。
(2000.1.14)