ShareWisで学ぶ②

 縄文土器と弥生土器を見比べると、いろいろなことが分かります。
 縄文土器には、様々な文様があり、そこには、村に伝わる物語をあらわしたり、部族のシンボルを表現したりしています。
 個性豊かなのが、縄文土器なのです。
 一方、弥生土器は、煮炊きや盛りつけに特化したがゆえに、見栄えのない画一的な(機能的な)形をしています。
 個性を喪失したのが、弥生土器といってもいいでしょう。
 このところを学習して、現代社会は、縄文土器の時代と弥生土器の時代とどちらに近いかを子どもたちに問いかけてみたいです。
 道を走る車を見れば、ほとんどが同じ形といえます。
 工場で大量生産されるものは、どうしても弥生土器のような画一的な(機能的な)形になっていきます。
 では、この先の未来は、どうなるのかも考えてみたいです。
 いずれ、縄文土器のような、個性的な物が出現する時代になるのではないかと、考えています。
時代を大きな視点で捉えると、縄文時代と弥生時代をくり返しているのかもしれません。そんなことを考えさせられた学習でした。

(2014.5.11)