絶対評価を生かした所見

 朝から始めて、昼の3時ごろ、やっと「絶対評価で社会の到達度診断が変わる」の原稿を書き終えました。
 残り1本は、「絶対評価を生かした通知表文例・3学期」の1ページ分です。
 今まで絶対評価を意識して、通知表の所見を書いてきたわけではないので、これは創作でもいいかな、と思っています。
 問題は、どんな項目を設けるかです。そして、それを3学期、小学校最後の通知表としての意味づけを少しは加えたいものです。
 また、この原稿を書くことで、今度の3学期の所見が楽に書けるようになれば、もうけものです。

① 一年間を通して身に付けたこと・できたことを評価する。
・一年間を通して10以上の詩文を暗唱することができたことが素晴らしいです。
・一年間、一日も休まずに登校できたことが、立派です。
・一年間、日記を書き続けることができました。まさに継続は力なりです。
・原稿用紙の正しい使い方を身に付け、自分の考えを明確に述べた、立派な作文が書けるようになりました。
・一年間を通して、パソコンのタッチタイピングをほぼ完璧に習得できました。

② 結果を明確に示して評価する。
(この項目では、3学期でなくてもいいので、3学期に習う教材名を随所に入れ られたらいいのです。)
・三学期の漢字テストで、オール百点だったことが、すばらしいです。
・日本国憲法の前文を暗唱することができました。覚えるまでのKくんのがんばりには頭が下がります。
・世界の国々の国名と首都を対応させて、20国以上覚えることができたことが、素晴らしいです。
・百人一首を百首全て覚えることができました。

③ 具体的な場面を描いて評価する。
・バスケの試合の中、相手のボールをサッとカットし、ロングパスを的確にすることができました。
・かけ足運動では、自分のペースを維持して、真剣な表情で走り続けることができました。
・歌うとき、呼びかけのとき、堂々と顔をあげ、口を大きく開けることができます。
・止め、はね、払いまで気を付けて、きっちりとした漢字が書けています。

④ 卒業へのはなむけの言葉をまじえて、評価する。
・暗唱テスト、真っ先に挑戦しに来ました。エネルギッシュなところを中学でもいかしてください。
・指名なし音読では自分からサッと立って音読しました。前向きに取り組む姿勢を中学校でもいかしてください。
・やるべき課題や仕事は、確実にこなしています。友だちとも良好な関係を作る努力をしています。新しい中学に行っても、がんばってください。
・英会話の学習では、正しい発音で、堂々と話すことができました。その力を中学の英語の学習にも生かしてください。
・インターネットを使って、自分の調べたいことをすばやく探すことができました。これからIT時代を担っていくのではないかと期待しています。
・学力の基礎・基本がしっかりと身に付いています。この土台となる力を生かして、21世紀の未来を築いていってください。
(ちょっと大げさかな。)

(2002.1.12)