疑似選挙の演説の残りを紹介します。子どもは1人2票投じます。さて、どの党が当選したかを予想してみてください。
《五重の党》
わたしたちの目指す日本は、とにかくピースな国です。(平和)わが党のモットーは人にやさしくスリーピースです。
例えば、困っている人がいると必ず見つけてしまうというくせがつくほど、この党はモットーどおりにうごいているのです!
福祉についても勉強しています。産業についてもどんどん発達していき、今の不景気をふっとばすような元気でがんばりたいです。よろしくお願いします。わたしたちに清き一票を!!
《イルカ党》
わたしたちはかんきょう問題,ゴミ問題,森林はかい,全部の問題を,未来のことだから,と直視できないでいます。わたしが国会議員になったあかつきには,これらの問題を重視し,解決策を考えていきたいと思います。
《甘党》
あなたたちの平和な生活のために全力をつくします。例えば,殺人をしたものはすべて死刑にし,他に罪を犯した者は,5年間以上のコンクリートがための刑にしたり,産業を発達させ景気を良くすることなどを考えているのであります。
《なっ党》
差別・いじめのないいやがらせのない日本にしたいです。
《おっとっ党》
……
おっとっ党は、無政策で、何も言えませんでした。
さて、クリーン計画のエッフェル党・国民の幸せを老後まで保証するお弁党・平和をモットーとする五重の党・環境問題に取り組むイルカ党・犯罪者に厳しい甘党・差別いじめの撲滅をめざすなっ党・無政策のおっとっ党、はたして、どの党が当選したのでしょうか。
結果は、1位が甘党、2位が五重の党、3位がエッフェル党、4位がなっ党で当選。無政策のおっとっ党は当然として、政策として立派なお弁党もイルカ党も当選外でした。
政策だけでは選ばれない、日頃の人気とか力関係も、選挙で左右されるようです。まさに、社会の縮図が教室の中にもあるわけです。
でも、とても盛り上がった疑似選挙でした。
(2002.1.20)