喜怒哀楽の俳句

 明日の淀川部屋の例会で、「おりとりて」の模擬授業をしてみます。
 最初は、自由に読ませ、区切り方を考えさせます。
 その後からの授業構想をメモしてみます。

①「季語はどれですか。」(すすき)
②「季節はいつですか。」(秋)
③「ズバリ何月ですか。」(9月)
④「9月だと分かる言葉に線を引きなさい。」(おりとりて)
⑤「この俳句を2つに分けるとしたら、どこで切れますか。」(おりとりての後)
⑥「そう2つに分けた理由を言いなさい。」
⑦「話者の気持ちを喜怒哀楽のどれか一字で表しなさい。」

「おりとりて」が喜または楽であり、「はらりとおもきすすきかな」が哀なのです。中秋の名月に浮かれて、ススキを折り取った話者が、ススキの重さに、はらりと命を散らす切なさを感じたわけです。
 起承転結に分けるのも面白いかもしれません。

(2003.1.23)