『学び方がわかる本』では、勉強の障害が3つあると書かれています。
1 誤解語 2 マスがないこと 3 段階の飛び越し
マスというのは、勉強の対象となっているもの、という意味です。
サッカーについて勉強しても、サッカーというものを一度も見たことがないと理解することが難しいのです。
国語の3学期には、教材として狂言が出てきます。でも、狂言というものを一度も見たことがないとしたら、狂言を理解するのが難しくなってきます。
段階の飛び越しについては、この本では面白い例えが使われていました。
あなたが小さい子供だとして、三輪車の乗り方を習い終えたばかりのころ、誰かが車のカギをくれて、お店まで運転してくださいと頼んだらどうなるでしょう?
たとえ車の中に入り、エンジンをかけることができたとしても、あなたの頭の中は、とても混乱するでしょう。 (P.97)
(2004.1.8)