松藤司氏の実践の追試です。『絵で見る日本の歴史』(福音館)の1964年ころの絵を見て、気づいたこと・分かったこと・思ったことを書かせました。
発表の後、1946年ころの絵とくらべて、生活はよくなったのか、わるくなったのかを選ばせました。(拡散的発問の後の集中的発問です。)
子どもの書いた理由を紹介します。
【よくなかった】
家もふえたし、きれいな町になったしランドセルもせおって、学校にいけるようになったから。(桜木)
食料なども必要な時に、ちゃんと手に入るから。
衣食住がととのっている。(本田)
ショベルカーがあるし、工事とかができるって事は、お金や、ぎじゅつが良くなってきてるから。(浅田)
電気やたてもの、家などが多くなってきているから。(森田)
学校に行けるようになった。(金城)
新幹線や高速道路ができたりしたから。
家が多くなった。田んぼなども多くなった。
技術が高くなった。食べものにあまりこまらなくなった。(若狭)
小学生がたくさんいるから。(学校へ行ける子供が増えたという事)
工事をしているから。(建設の技術が進んできているから。)(大念寺)
【悪くなった】
山がけずられ、森林はかいになるから。(三木)
前回の授業では、1946年ころの絵で気づいたことなどを書かせています。それを受けての授業なので、くらしの変化が子ども達にもよくわかったようです。
ところで、『絵で見る日本の歴史』の絵は、コピーし、縮小し、B4の横サイズで、子ども達に配りました。(白黒です。)松藤先生は、その絵を何枚かカラーコピーして、教室のあちこちに貼ったそうです。
私は、白黒のコピー印刷に加えて、フラッシュで絵を投影することにしました。 細長い絵なので、画面におさめようとすると、絵が小さくなります。
そこで、細長い絵が、左右にゆっくりと、ふりこのように動くようにしました。 フラッシュのモーショントゥイーンを使えば、簡単に作ることができます。
パソコン教室に行きながら、いまだ、高度な技を日常的に使うことはできません。でも、簡単な技なら、サッと作ってみることはできるようになりました。
(最近、毎日のように、教室にパソコンを持ち込んで、投影しています。プロジェクターを使っての授業が、当たり前になりつつあるのかもしれません。)
(2004.1.16)