森竹先生の実践の追試です。
「日本の中で一番大切にされているのは誰か?」という問題を子ども達に出しました。子どもからは、次のような意見が出されました。
国民 人 世界に住んでいる人全員 大統領 天然記念物 老人 総理大臣 天皇
1人か2人しか選んでいないものから理由を言わせ、反対意見も出させ、最終的に、国民と天皇の2つに絞りました。
次のような理由が出されました。
【国民派】
・日本は国民がいるからこそなり立っている。国民がいなかって、もし天皇だけなら、天皇はなにもできないし日本はどこの国にのっとられるかわからない。国を守ったり、国を富ませているのは、やはり日本国民だから、一番大切。
(天皇も総理大臣も日本国民だからあーだこーだいっても国民が一番大切) (上條)
・政治のコトを政治家だけが決めてはいけなくて、国民の意見を聞かんとダメだから!(阪口)
【天皇陛下派】
・日本をまとめてるし、この人がいなくなると、まとまらなくなるから。よくNEWSで愛子様とか出てるから。(天皇の孫で)
天皇は政治を動かせる。(髙野)
・よくニュースなどで天皇陛下には、かならず敬語を使っているから(尊敬されている人だから)
すごく昔から天皇がいて、天皇は昔から、えらかった人だから、昔から国民をまとめていたから。今の天皇も国を動かす力があるから。
日本という国のしょうちょうだから。(大念寺)
話し合いの後、暗唱詩文集を出させました。
というのも、そこに、日本国憲法前文が載っているからです。
「日本の法律で一番大切な日本国憲法を見てみましょう。」
、。で切って、連れ読みをしました。
それから、天皇と国民に○を付けさせて数えさせました。
その結果、天皇は0。国民は11個か12個でした。
「日本では、国民が一番大切にされているのです。」
政治授業の導入、日本国憲法の導入に、ぴったりの授業ですね。
(2004.1.21)