3年生の原稿は、朝1時間ほどで、書き上がりました。(4時~5時)
三年生で初めて学習するリコーダー・習字・社会科・理科。初めてだからこそ、気をつけないといけないことがいくつかあります。
「三年の時にしっかりやっていれば」という後悔をせずにすむ方法をご紹介します。
リコーダーは家でも練習
リコーダーは、音楽の時間の学習だけでは、それほど上達しません。それは、ピアノ教室に通っていて、その教室でしかピアノを弾かないのと同じことです。
音楽の授業だけしか、リコーダーを吹かない子は、高学年で習うような曲は、ほとんど吹けなくなります。
だから、どうしても家でもリコーダーを吹くようでないと、高学年になると、もうついていけなくなってしまうのです。
学校では、基本的な指使いを習います。そして、左の指しか使わないシラソなどの音で吹ける曲を習います。「たこたこあがれ」や「ゆうやけこやけ」などの曲です。
こういう簡単な曲を最初に、スラスラ吹けるようになると、子どもはリコーダーが楽しくなります。
子どもにとって初めてのリコーダーですから、多くの子は最初熱中します。そして、家の人にも聴いてもらいたがります。
このことにじっくり聴いてあげて、しっかりほめてあげるのです。すると、子どもは家でリコーダーを吹くのが楽しくなり、やがて習慣となるのです。(そうなればシメタもの。)
リコーダーなら、料理を作りながらでも聴けるので、学校で習っている曲がスラスラ吹けるようになるまで、何度も聴いてあげて下さい。
弘法じゃなくても筆は選ぶ
習字で筆を使っていると、書いている字に、ぬけた毛がいっぱいついていることがあります。
それは、百均で売っているような安物の筆を使っているせいです。
習字の筆は、習字道具セットに入っているようなちゃんとした筆を買う方がいいです。
それなりの値段のする筆は、結局は長持ちしますし、そして使いやすいのです。(ちなみに、百均の鉛筆類もすぐ折れるので、 買わない方がかえってお得です。)
服についた墨はとれません
初めての習字です。うっかり筆についた墨を服につけることだってあります。
服についた墨は、洗剤で洗ってもとれません。墨汁のついたシャツや上着を一年中着るはめになってしまいます。
ですから、汚れてもいいトレーナーや上着を習字の時は持たせるといいです。(連絡帳で、先生にそのことを知らせておきましょう。)
道具がなければ話にならない
リコーダーも習字も、その道具を忘れてしまうと、どうしようもありません。
三年は、初めての学習ですから、基礎・基本を習います。忘れたことで学べなかったことが、小学校を卒業するまで、影響してしまいます。
子ども自身が忘れないようにする努力も大事ですが、音楽や書写がある日に道具類が家に置き忘れてないかを親が確認することも大切です。
「大工さんが家を建てる時に、カナヅチやノコ ギリを忘れないでしょ。勉強道具を忘れて、学校に行くなんて、お話になりません。」
学習道具を持っていくことの大切さをこの時に、親からしつけることができるチャンスです。
社会科や理科は生活科の延長ですが
三年の社会科や理科は、一・二年の生活科の延長に近いです。ほとんど観察が中心の学習となります。
大きくちがうのは、テストがあり、成績がしっかりつけられるということです。そのため、覚えないといけないことも出てきます。
漢字なら、何回も書いて覚えるということを日常的にやっています。でも、社会や理科で出てきた言葉をくりかえし書くことはありません。
だから、高学年になるつれ、社会や理科は、テストで50点もとれない場合があるのです。
テスト前に、教科書やノートを見てテスト勉強するという習慣を三年のこの時からつけておくのです。テスト前に勉強する子は、将来、受験する時も、あまり苦労しなくてすみますよ。
旅行がチャンス
夏休みには、理科や社会の自由研究があったりします。一から始めると、親と子でうんうんうなることになります。
一番簡単なのは、旅行した時に、現地にあるものを拾ったり、写真に撮ったりすることです。 拾った物や写真を自由研究に貼って、説明を少し書くだけで、ほとんど出来上がりです。(簡単で、しかも評判もいいのです。)
(2005.1.6)