5年「もののとけ方」の第1時で出た子どもの意見を記録してみます。
【食塩を見せ、どのようにして作られるか、挙手で言わせる。】
「海水をとってきて火であっためる。」
「海の水を集めて、日照りにする。」
ほとんどの子は、食塩の作り方を知りませんでした。
正解の映像では、池に海水をため、1年半たつと塩だけになってました。
【食塩をとかして気がついたことを書きなさい。】
・塩が少なくなっていった。
・かきまぜたら、中心に塩が集まってきた。
・塩がとうめいになっていた。
・形が四角っぽくなっていた。
・すぐ下にしずんだ。
・あっというまにとけた。
・塩が水の中で光っていた。
・いつもぬくい水でしかとけないと思っていたがいがいと冷たい水もとけた。
・ゴム管をつけて回すとあまり音がならない。
・小さいつぶがばらばらになった。
・まぜると、うずしおみたいになっていた。
【食塩と同じように水にとけるものを書きなさい。(5つ以上で板書させる。)】
ラムネ 味のもと まつたけのすいもの アイス みそ せっけん す
さとう こおり 薬のこな かたくり粉 黒ざとう さとう カレー粉
こしょう コーヒーの粉 こむぎこ ミョウバン あさげ 他
とけ方を検証していきました。
水溶液の定義に合わせると、ほとんどのものがちがいます。
【かきまぜなくても食塩はとける。○か×か。】
×派 16人
・例えば塩だったら小さい個体と同じだから、まぜないとつぶがつぶれない。
・お湯じゃないからとけない。
・いつも料理の時かきまぜているから。
・塩はかたいから。
・食塩はかきまぜないと下にずっとたまっていてとけないから。
○派 16人
・海水から塩が出てきたから。
・家で食塩をつかったとき水につけたらとけた。
・お湯とか、火にかけたらとけるから。(私の説明不足)
・食べ物にかけると、見えなくなるから。
・料理の時は塩を入れてもまぜないことが多いから。
【お茶のパックに入れても食塩はとける。○か×か。】
○の方が多い。理由検討の時間なし。
【今日学んだことを書かせる。】
・今日、もののとけ方について学んだ。食塩はまぜなくてもとけていた。あと「あみ」の中に食塩を入れて、わりばしでとめてみると、食塩が「たきのオーロラ」みたいにとけていて、とてもきれいだった。おもしろかった。またやってみたいです。(平瀬)
・食塩のとけ方についてまなんだ。白いもやもやはこい食塩水だったということがわかった。白いもやもやをみているとあめがふっているようにみえた。家でもいろいろととかしてみたい。(青山)
・今日は、もののとけ方の勉強した。実験で食塩はとかす時左右にゆらすとすぐとけることが分かりました。そして回さなくっても塩はとけることが分かりました。でもまぜる時、1番はすぐ塩がきえてくのに、4番の人は少し時間がかかることが分かりました。来週が楽しみです!!(立石)
・塩のことについて学んだ。塩をとかすしゅんかんをはじめて見た。塩を回さずおいておくと、油みたいになった。塩は、まぜなくても、とけることがはんめいした。たのしかった。(松崎)
誰の家にでもある食塩を水にとかすだけの実験なのに、いろいろな気付きや学びを導き出すことができるものです。
(2006.1.11)