「ミョウバン水をろかした水に、ミョウバンはまだとけているか」という集中的発問は、見事に意見が分かれました。
　１組では15人対18人。２組では11人対20人です。（前者がとけてる）
　人数の多いとけてない派の理由は、
「ろかしたから。」
というのが主流です。
　とけている派は、
「ろかで出てくる水がもやもやしてたから。」
「何ｇかはとけてるはずだから。」
というものがぽつぽつと出されました。
　実際に、冷やしてみると、なかなかミョウバンは出てきません。
　出てきたかなと思うと、何だか水が固まったようなものでした。
　それでも、出てきたような班もありました。
　食塩水を蒸発させる実験のあと、ろかしたミョウバン水も蒸発させてみました。
　すると、食塩のように、ミョウバンもはっきりと出てきたのです。
　透明で何も見えないけれど、確かにその中に、とけているんだ、ということを子ども達は実感できたようです。

（2006.2.9）